Japanese
English
特集 脊髄損傷のリハビリテーションup-to-date
回復期のリハビリテーション処方
Role of “Kaifukuki Rehabilitation Ward” in rehabilitation medicine for spinal cord injury
古澤 一成
1
,
德弘 昭博
1
,
和田 太
2
Kazunari Furusawa
1
,
Akihiro Tokuhiro
1
,
Futoshi Wada
2
1吉備高原医療リハビリテーションセンターリハビリテーション科
2東京女子医科大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Kibikogen Rehabilitation Center for Employment Injuries
2Department of Rehabilitation Medicine, Tokyo Women's Medical University
キーワード:
回復期リハビリテーション病棟
,
ロボット
,
再生医療
,
合併症
Keyword:
回復期リハビリテーション病棟
,
ロボット
,
再生医療
,
合併症
pp.427-432
発行日 2019年5月10日
Published Date 2019/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201632
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はじめに
脊髄損傷といえば,以前は「特定の医療機関で治療される疾病」であったが,現在は社会復帰に至るまでに複数の医療機関がかかわり,そのなかでも,リハビリテーション医療の体制が整っている回復期リハビリテーション病棟が大きな役割を果たしている.今後,回復期リハビリテーション病棟における脊髄損傷のリハビリテーション医療がさらに充実することで,社会復帰までのソーシャル・システムが整備・確立されるのではないだろうか.
本稿では,そのために必要な知識として,「脊髄損傷のリハビリテーション医療における回復期リハビリテーション病棟の役割」を述べるとともに,今後,回復期以降のリハビリテーション医療現場での活用が期待される「ロボット」についてまとめた.
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