Japanese
English
実践講座 リハビリテーションにおける法制度 5
労災事故における脊髄損傷のリハビリテーション
Medical rehabilitation for the persons with spinal cord injury caused by worker's accident.
古澤 一成
1
,
田中 渉
1
,
橘 智弘
1
,
杉山 宏行
1
,
德弘 昭博
1
Kazunari Furusawa
1
,
Wataru Tanaka
1
,
Tomohiro Tachibana
1
,
Hiroyuki Sugiyama
1
,
Akihiro Tokuhiro
1
1吉備高原医療リハビリテーションセンター
1Kibikogen Rehabilitation Center for Employment Injuries
キーワード:
脊髄損傷
,
社会復帰
,
法制度
,
クリニカルパス
Keyword:
脊髄損傷
,
社会復帰
,
法制度
,
クリニカルパス
pp.1043-1048
発行日 2005年11月10日
Published Date 2005/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100213
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はじめに
全国脊髄損傷データベースによると,1992年4月から2001年4月までにリハビリテーション治療を施した脊髄損傷者1,664例のうち,労災事故を原因とした者は525例(31.6%)であった1).さらに,学生,主婦,無職,不明を除く受傷前有職者においては43%が労災事故による者とされている1).このデータの対象者が労災病院の入院患者であることを差し引いても,労災事故による割合は思いのほか多い.
本稿では,労災事故により受傷した就労年齢の脊髄損傷者を想定し,社会復帰までのリハビリテーション過程と,そのなかで利用すべきサービスや法制度について述べる.
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