Japanese
English
特集 生活関連動作
公共交通機関を利用するための社会生活技術訓練
A Social Skill Training in Public Transportation.
佐々木 葉子
1
,
熊澤 辰義
1
,
青木 昌子
1
Yoko Sasaki
1
,
Tatsuyoshi Kumazawa
1
,
Masako Aoki
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター
1Yokohama Rehabilitation Center
キーワード:
社会リハビリテーション
,
更生施設
Keyword:
社会リハビリテーション
,
更生施設
pp.563-569
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107646
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はじめに
外出における公共交通機関の利用は,私達人間の生活にとって重要な意味を有している.それは買い物をする手段であり,職場に通う,趣味活動を実現させるなど,生活を成り立たせているさまざまな行動の基盤となっている.
小島は1),障害者の「自立にかかわる要因」の中に「戸外移動手段利用能力」を挙げている.また国際障害者年を契機に,リハビリテーションの目標が「ADLからQOLへ」と発想の転換がなされたが,上田は2),QOLの構造の中で「旅行・レジャー」をひとつの因子として位置づけている.
米国の自立生活センター「アクセス・リビング」では,障害者に対する自立生活技術訓練を行っているが,訓練プログラムを構成するモジュール(項目)の中に「交通手段」を組み込んでいる3).
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