Japanese
English
特集 片麻痺のリハビリテーションⅡ
片麻痺の追跡調査から
Some experiences in follow-up studies of hemiplegic patients.
白崎 とよ
1
,
横山 巌
1
Toyo Shirasaki
1
,
Iwao Yokoyama
1
1神奈川県老人福祉事業団七沢病院
1Nanasawa Hospital, Institute of Rehabilitation and Geriatrics Research
キーワード:
片麻痺
,
追跡調査
,
職業復帰
,
ADL
,
エピソード
Keyword:
片麻痺
,
追跡調査
,
職業復帰
,
ADL
,
エピソード
pp.167-173
発行日 1973年2月10日
Published Date 1973/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102867
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【抄録】 526例(平均年齢60歳,男女比2.8:1)の片麻痺患者の退院3年後の時点での追跡調査の結果は,回収率は98.9%に達し,家事を含めての職業復帰率は28.7%であり,ADLの独立性は63%の例で保たれており,また,3年間の死亡率は19.8%であった.これらに関して年齢階層別の検討を行った.これらの追跡調査の中からえられたいくつかのエピソードのうち,働く場所がないという訴え,生きがいとしての仕事,言語障害者の就職(本人の意欲を支えた妻の愛情),高齢者の就職(夫婦の二人三脚),家族との人間関係,日常生活が訓練の場という考え,地域祉会の好援助例,退院患者の自主的な集いなどについて紹介した.
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