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特集 社会復帰の実態
脳卒中後片麻痺患者の社会復帰
Follow-up Study of Poststroke Hemiplegics.
横山 巖
1
Iwao Yokoyama
1
1神奈川県総合リハビリテーションセンター七沢病院
1Nanasawa Hospital, Kanagawa Rehabiritation Center.
キーワード:
脳卒中後片麻痺
,
追跡調査
,
社会復帰
Keyword:
脳卒中後片麻痺
,
追跡調査
,
社会復帰
pp.27-32
発行日 1984年1月10日
Published Date 1984/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105092
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はじめに
脳卒中後片麻痺患者の社会復帰に際しては,患者側に関しては,歩行能力の回復,日常生活動作(ADL)の自立,言語能力の回復,精神機能の正常化等が重視され,一方,受け入れ側としては,家族の理解と協力,復職に際しては雇用者側の理解と協力が必要であることは論をまたないところであるが,脳卒中後片麻痺患者が退院後実際に社会の中でどのような状態にあるかは,リハビリテーションに携わる者にとっての重大な関心事である.われわれは七沢病院開設後ただちに,リハビリテーション(以下リハと略す)医療をうけて退院した脳卒中後片麻痺患者の追跡調査を開始し,その結果に関して数回にわたって発表してきたが1~4),今回は退院後10年間にわたる追跡調査の結果を報告する.
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