Japanese
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短報
片麻痺患者のHandicap(社会的不利)に関する研究(第1報)―成人男子片麻痺の職業復帰を中心に
Handicaps of Hemiplegic Patients (Part 1): Vocational Success of Adult Male Hemiplegic Patients.
大川 弥生
1
,
上田 敏
1
,
江藤 文夫
1
,
木村 伸也
1
,
稲村 充則
1
,
永井 百香
1
Yayoi Okawa
1
,
Satoshi Ueda
1
,
Fumio Eto
1
,
Shinya Kimura
1
,
Mitsunori Inamura
1
,
Yuka Nagai
1
1東京大学病院リハビリテーション部
1Central Rehabilitation Servece, University of Tokyo Hospital.
キーワード:
職業復帰
,
片麻痺
Keyword:
職業復帰
,
片麻痺
pp.451-453
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105614
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はじめに
リハビリテーション(全人間的復権)の究極的な目的はHandicap(社会的不利)の解決,そしてQOL(Quality of life)の可能な限りの向上といえよう.片麻痺患者のリハビリテーションにおいてこの点が現在どこまで実現されており,またその実現を妨げている条件は何であるかを知ることはリハビリテーション医学,特にその中心をなす障害学にとって非常に重要である.本研究はそのような視点から,まず成人男子をとりあげ,職業復帰を中心としたHandicapの解決状況を研究した.なお上肢・手指機能,ADL遂行能力,移動能力,高次脳機能等の職業復帰に対する影響についての当部における検討結果は既に報告1)しており,今回の対象でも大差なかった.
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