Japanese
English
特集 片麻痺のリハビリテーションⅡ
脳卒中片麻痺における整形外科的手術
Surgical treatment of postapopletic patients.
三島 博信
1
Hironobu Mishima
1
1洞爺協会病院リハセンター
1Director of Department of medical Rehabilitation, ToyaKyokai Hospidal.
キーワード:
片麻痺
,
整形外科的手術
,
上下肢
,
目的と役割
,
手術の適応と術式
Keyword:
片麻痺
,
整形外科的手術
,
上下肢
,
目的と役割
,
手術の適応と術式
pp.143-155
発行日 1973年2月10日
Published Date 1973/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102865
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【抄録】 片麻痺のリハにおける外科的手術は,①機能の再建,②変形の矯正と拘縮の除去③痙縮の軽減などを目的として行なわれ,①機能回復のポテンシャルを高める,②治療期間を短縮する,③装具や自助具の着用を容易にする,④APLの向上に役立つなどの役割を果たすものである.
片麻痺にみられる変形や拘縮についてふれるとともに手術適応の決定に関する全身的要因と局所的要因についてふれた.
手術症例としては,上肢では,①Mann-Wernicke変形,②肩関節亜脱臼,③手指伸展障害に対する選択的腱延長術,④母指対立機能再建術,⑤その他.下肢では,①股関節の内転,屈曲,外旋位拘縮に対する矯正法,縫工筋移植術,②膝関節屈曲拘縮の矯正法とその他の術式に対する考え方,③内反尖足矯正法,④足指変形矯正法について筆者の経験を中心に術式や適応および要点について紹介した.また術前,術後の問題点についても言及した.
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