Japanese
English
特集 体幹機能の評価と訓練
評価と訓練―片麻痺;脳卒中を中心に
Evaluation and training of trunk functions in hemiparetic post-stroke patients.
田中 正一
1
,
蜂須賀 研二
2
Shoichi Tanaka
1
,
Kenji Hachisuka
2
1所沢リハビリテーション病院リハビリテーション科
2産業医科大学リハビリテーション医学講座
1Department of Rehabilitation Medicine, Tokorozawa Rehabilitation Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, University of Occupational and Environmental Health
キーワード:
体幹
,
片麻痺
,
脳卒中
Keyword:
体幹
,
片麻痺
,
脳卒中
pp.615-619
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109804
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はじめに
脳卒中後片麻痺患者の上下肢機能障害の研究報告は多いが,体幹機能障害については少ない1)ため,体幹機能障害の病態,機序,評価に関しては未確立な部分が残されており2),体幹の麻痺側の訓練法に関して検討した報告も見当たらない.体幹機能には姿勢制御も含まれるが,姿勢制御には筋肉骨格要素,神経筋共同作用(シナジー),個々の感覚系,感覚ストラテジー,予測メカニズム,適応メカニズム,内的表象の各要素が寄与する3)ので,ここでは姿勢制御には触れずに片麻痺患者における体幹筋の機能障害について述べることにする.
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