Japanese
English
特集 整形外科的疾患から
頸椎手術後の理学療法―その施行上の問題点について
Physical Therapy after Cervical Spine Surgery
浅野 達雄
1
,
小林 紘二
1
,
米田 稔彦
1
Tatsuo ASANO
1
1大阪大学医学部付属病院
1Osaka University Hospital
pp.743-749
発行日 1980年11月15日
Published Date 1980/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102259
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はじめに
四肢の運動障害を起こしうる頸椎の整形外科的疾患には,
1)頸椎の骨折・脱臼(外傷性,病的)
2)頸椎の炎症性疾患
3)頸椎および頸髄の腫瘍
4)頸椎の奇形
5)頸椎症
6)頸椎後縦靱帯骨化症
7)頸椎椎間板ヘルニア
などがある.
頸椎の奇形と炎症性疾患を除く上記疾患を今回のテーマとしてとり扱った.
対象とした症例は,昭和52年1月から昭和54年12月までの最近3年間に当院整形外科にて頸椎の手術を行い,術後リハビリテーション部で理学療法を行った49症例で,術前症状,手術,手術結果と術後の理学療法ならびに理学療法施行上の問題点について報告する.
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