特集 第7回PT学会・第6回OT学会から
理学療法部門運営上の問題点
野本 卓
1
1医歯大病院リハビリテーション部
pp.335-341
発行日 1972年10月9日
Published Date 1972/10/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104267
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はじめに
理学療法部門の運営上の問題点というテーマはたいへん幅の広い問題であります.病院のもつ歴史,組織,またリハビリテーション部門に対する病院管理者の認識,理解度などで相当の差が生ずるものと思われます.また管理分野についても,組織,経済,人事,設備,業務,患者等々色々の要素を含んだテーマであり,それだけにいずれの病院にも関係があるところで当日多くの会員が熱心に参加した理由がうなづけるものであります.
学会長和才氏は理学療法部門の発展のために何らかの指針を見出すためにこのテーマを選ばれたものと思われます.その意図を裏づけるように発言者も総合病院関係として,大学病院,企業体病院,個人病院とリハビリテーション専門病院として労災病院,肢体不自由児施設,公害対策病院の公的病院,施設等多方面より選ばれた.
セミナー発言者
関川博(東京警察病院)
福屋靖子(東京大学医学部付属病院)
山本和義(大手前整肢学園)
細川忠義(長尾病院)
園田実(熊本労災病院)
池辺正治(水俣市立湯之児病院)
司会は筆者である.
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