The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 14, Issue 10
(October 1980)
Japanese
English
特集 小児の脊髄障害
小児脊髄障害児の教育・家庭への復帰
Follow up of Spinal Cord Injury of Children: Return to Family Life and School Education
和田 照美
1
Terumi WADA
1
1兵庫県立のじぎく療育センター
1Hyogo Prefectural Hospital for Crippled Children “Nojigiku”.
pp.693-698
発行日 1980年10月15日
Published Date 1980/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102246
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Ⅰ.はじめに
脊髄障害の原因を大別すると脊髄被膜,脊髄実質,脊柱などの各種疾患,脊髄腫瘍,脊髄外傷,その他SMON,脊髄梅毒などがあげられる.しかし,表在化してくる臨床症状のうち運動麻痺のみでも不全麻痺であったり完全麻痺であったり,あるいはまた弛緩麻痺であったり,痙性麻痺であったりと,多彩な様相を示している.これらを簡単に脊髄障害児としてひとつにまとめて論述することは非常に困難なことである.
過去10年間に,当センターに入院加療した対麻痺,四肢麻痺患者を対象に,退院後の動向についてアンケートにより追跡調査を行ったので,症例をまじえ報告する.
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