ひろば
家庭復帰を視野にいれた理学療法の実現を!
原口 忠
1
1奈井江町立国民健康保険病院リハビリテーション室
pp.900
発行日 1997年12月15日
Published Date 1997/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104902
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人口7,800人,高齢化率21%の町にある当院に赴任して早,半年が経つ.当院のリハビリ部門は今まで施設整備はなされていたものの理学療法士はおらず,マッサージ師2人で理学療法Ⅳの基準を採っていた.そこに4月から理学療法士の私が勤務することになり,4月はとりあえず従来どおりとし,ひと月経った5月から理学療法Ⅱを採ることになった.その際,悩んだのは患者をどのように複雑・簡単・物療に振り分けるかということだった.4月末現在,入院患者は複雑3人,簡単25人,物療4人となっていた.専従する常勤理学療法士が2人以上いればマッサージ師にも運動療法を任せられるが,私ひとりではそれはできない.
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