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Flowcytometry
高倉 公朋
1
Kintomo TAKAKURA
1
1東京大学脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Faculty of Medicine, University of Tokyo
キーワード:
Flowcytometry
,
Cell cycle
,
Synchronization
,
Chemotherapy
,
DNA analysis
Keyword:
Flowcytometry
,
Cell cycle
,
Synchronization
,
Chemotherapy
,
DNA analysis
pp.743-746
発行日 1979年8月10日
Published Date 1979/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436201018
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Ⅰ.はじめに
分裂,増殖を行うすべての細胞を取り扱う生物学の分野では細胞の生長解析,とりわけその核酸量(DNA量)を正確,かつ迅速に測定することが重要である.
従来この種の研究は顕微分光光度計が利用されて,1個1個の細胞について顕微鏡下で測定を行っていたが,これはきわめて能率の悪い測定法であった.また腫瘍細胞の生長解析を行うに当っては,3H thymidineを使ってautoradiographyでDNA合成期(S期)にある細胞へのisotopeの取り込み実験からS期細胞比率を求め,顕微鏡下で分裂期(M期)にある細胞数を測定して,これらの結果をもとに細胞の生長解析を行ってきたのであるが,G1期,G2期の細胞を直接計測することはできなかった.
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