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あとがき/読者アンケート用紙
泰羅 雅登
pp.1542
発行日 2015年12月1日
Published Date 2015/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200336
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10月は忙しかった,という書き出しは前にも使ったような気がする。しかし,忙しいのは事実である。まず,科研費の申請。国立大学法人はどこも運営費交付金が削られているので,いわゆる教室研究費がざっくり削られている。よって,外部資金を導入せよということで,科研費を申請しないとペナルティが用意されている(ところもある)。ペナルティはともかく,研究費がなくなってはどうしようもないので,真剣に取り組まざるを得ない。愚痴を言っても始まらないけれど,脳関係,しかも基礎的な脳関係の大型研究費がなくなった(というのは言いすぎか)。これも前に使ったネタかもしれないが,企業に勤めた高校の友人達は60歳で定年となり,すっぱり仕事をやめたのもいれば,嘱託で以前に比べればのんびり仕事をしている連中が多い。しかし,自分にはどんどん仕事が回ってくる(これはフルの給料をもらっているので仕方がないか)。ただでさえ,加齢に伴う段取りの悪さが出ているところに,あたふたとするばかり。いわゆる「中間管理職」。
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