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あとがき/読者アンケート用紙
泰羅 雅登
pp.770
発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200216
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大学に籍を置く者にとって,年明けから3月,4月は何かと気ぜわしい時期です。学位論文の駆け込み審査,入学試験,学部学生の成績判定,医師・歯科医師国家試験,卒業式,学位授与式,入学式,新入生オリエンテーション等々,終わりと始まりが途切れることなく続き,時間の流れに気づくときでもあります。例年,この時期のどこかが桜の季節と重なるのですが,今年はちょうど卒業式と入学式の間にすっぽりとはまりこんだ感じで,咲くのもあれよあれよ,散るのもあれよあれよ,いつもより花の季節が短かったように思います。しかし,咲き始めの日曜日,ハーフマラソンの大会が午前中で終わり,ゴール後,仲間と会場の公園で花見を兼ねて一杯やっていると,はじめは五分咲き程度だった桜が,折からの天候でみるみる開いてお開きの時には満開という何とも至福のひとときを経験できたのは今年ならではだったかもしれません。と,ここまで書いて中断していたら,今日はもう5月の連休明け(苦笑)。昨日,釧路で桜が開花したとテレビのニュースが伝えていました。
さて,なぜ上のような書き出しになったかというと,本誌編集主幹の河村 満先生が3月で昭和大学をご退任されました,という話に続けたかったからです。恒例のあいさつではありますが無事のご退任おめでとうございます。編集委員を代表して心よりお祝いを申し上げます。先日ご退任の祝賀会にお招きいただいた際,岩田 誠先生,山鳥 重先生,岩村吉晃先生と,お懐かしい(失礼)先生方と短い間でしたがお話ができました。よくある話と言っては失礼ですが,今の生活を楽しんでおられるご様子で,冒頭に書いたような状況にある自分としては羨ましい限りでした。
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