Japanese
English
セミナー 泌尿器科に役立つ心身医療・1
慢性疼痛に対する心身医学的治療
Psychosomatic Treatment of Chronic Pain Syndrome
山内 祐一
1
Yuichi Yamauchi
1
1東北大学大学院医学系研究科,病態運動学講座,人間行動学分野
1Department of Medicine and Science in Sports and Exercise,School of Medicine, Tohoku University
キーワード:
慢性痔痛
,
心因性疼痛
,
心身医学的アプローチ
Keyword:
慢性痔痛
,
心因性疼痛
,
心身医学的アプローチ
pp.835-841
発行日 1995年10月20日
Published Date 1995/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901609
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いたみは各科の日常臨床で必ず扱われる愁訴である。いたみが慢性化すると情緒的側面が大きくなり,心因性疼痛と重なる部分が生じてくる。通常,不安,抑うつ,とらわれが高頻度にみられる。したがって,単にいたみを除去するだけでなく,同時に心理面へのアプローチを行わないといたずらにいたみは長引く。向精神薬も有用であるが,その他の不安除去法や心身医学的リハビリテーションなど,行動医学的治療手技が望ましい。
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