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スポーツ熱というのはすごいものがある.サッカーワールドカップ時には,三笘の1mmという言葉が生まれたり,テレビをつければどの局もワールドカップ,ワールドカップであった.年が変わりこの春にはWBCが予選を国内で,準決勝からアメリカで行われていたが,優勝の期待からかサッカーワールドカップ以上の盛り上がりを示したような気がします.例えばヌートバー選手のペッパーミルのパフォーマンスが流行り,合羽橋の調理道具屋さんのペッパーミルがバカ売れしたりで盛り上がりました.中でもやはり大谷選手は別格のようでした.対戦チームも敬意を払っていましたし,彼の行動も紳士的で非常に好感の持てるものでした.
大谷選手は日本チームでの練習中において,打席練習で日本チームの他の選手と比較しても別格のようでした.彼の打球の速さに他の選手からも羨望の声が出ていたようでした.大谷選手の凄さの声が,日本チームの中でいかなる時においても多数上がっていたそうです.一方でダルビッシュ選手は,チームでの年配者としてチームのまとめ役であったり,若い選手の教育係として球種に関してアドバイスしていたようです.自分が非常に興味深かったのは,ダルビッシュ選手による大谷選手の評価です.彼曰く大谷選手の打球の速さや投手としての活躍は当然であるとのことです.野球選手にとって最も大切なことは,プレー以前の体を作ることであると言っています.普段から基礎的トレーニングにより身体作りをしっかりすることが大切なようです.身体作りの基礎としての良いサプリメントを含めた食事をして体作りをしていたかが大切であるそうです.つまり試合の前の練習以前に戦える体をいかに作るかが大切です.ですからバリーボンズのようにドーピングしてまでも良い体を作り活躍したいと考えてしまうわけです.
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