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編集後記
近藤 幸尋
pp.202
発行日 2017年2月20日
Published Date 2017/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205877
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読者の皆様,寒い2月をどのようにお過ごしでしょうか.小職の場合,1月に年次計画を組んだものが,脆くも実行不可能になるのが2月です.そこでいつも「2月が28日しかないので実行不可能であった」と,自分自身を納得させています.確かにこの3日の差は大変大きく,支出に関しては世の中にはうちの家内のように2月が28日であることで幸福感を得ている人もおりますが,病院経営などの観点からは28日しかないことで収入が低下することが問題となっております.そんななかで小職も月間の日にち格差を最近痛感しております.
それにしても,そもそもなぜ2月が28日なのでしょうか.31日の月がいくつもあるのに2月だけが28日なのは不公平なような気がします.ほかの月の日数が30日または31日なのに対して,2月だけ28日または29日なのは,初代ローマ皇帝のアウグストゥスが紀元前8年,8月の日数を30日から31日に変更し,そこで不足した日数を2月から差し引いたためであるといわれています.それ以前のローマ暦では,年初は3月であったため,単に年末の2月から日数を差し引いたようです.ここでも力関係により日にちの奪い合いが生じております.
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