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編集後記
近藤 幸尋
pp.808
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426200049
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今年も世界泌尿器内視鏡学会へ参加してきました.昨年のニューオリンズに続き本年は台北で開催されました.台北の中でも高層ビルの近くのコンベンションセンターで開催されました.台北の高層ビル周辺は再開発されたようでモダンな町並みでしたが,少し離れた裏通りは決してきれいな町とはいえませんが何となく懐かしさも感じる町でした.ランチョンセミナーのお弁当はお勧めできませんが,中華料理はやはりおいしいものが多かったです.
泌尿器科における内視鏡はダヴィンチ抜きには語れませんが,ロボット手術支援装置に関しても進化しておりました.2年前にはシングルポート用のロボットのコンセプトのみが発表されていましたが,実際のプロトタイプも出来上がっておりました.これは内視鏡カメラの彎曲具合や各鉗子の形状の工夫によってなし得たものであると感じました.また腹腔鏡手術に限らずX線透視を使用する尿管結石の砕石に関するロボットも発表されておりました.医療サイドの低侵襲性にも配慮されたロボットも続々と出てくるようです.
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