文庫の窓から
『病源候論』
中泉 行弘
1
,
林 尋子
1
,
安部 郁子
1
1研医会
pp.98-101
発行日 2009年1月15日
Published Date 2009/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102590
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はじめに
『中国醫書本草考』(参考文献1)は岡西為人が長年にわたり雑誌などに寄稿した記事のうち,中国医書および本草に関するものを録出し類聚した本である。その第一章は「主要な中国医籍の解題」として『素問』から始まり,『内経太素』『霊枢』『甲乙経』『難経』『傷寒論』『金匱玉函經』『金匱要略』『脈經』『脈訣』『和剤局方』を解説する。その第一章の最後には「素問の刊本」「霊枢経について」という節が入る。氏の案内に従って中国医書をみてきたわれわれだが,『素問』『霊枢』はすでに取り上げたのでこの2節は省略し,「第二章 漢方医学全書について」に進ませていただくことにする。
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