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あとがき
根木 昭
pp.1362
発行日 2007年7月15日
Published Date 2007/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101867
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2014年の国際眼科学会(World Ophthalmology Congress:以下,WOC)が日本で開催されることになりました。従来,WOCは4年毎でしたが近年は2年毎になり,2008年は香港,2010年はベルリン,2012年はシカゴ,そして2014年が東京に決定しました。1978年に京都で開催された第23回WOCには皇太子殿下,妃殿下がご臨席され,世界82か国から約4,400人の参加がありました。若い人には大きな刺激になりますし,世界の眼科に日本の貢献を示すまたとない機会です。今から楽しみです。
眼底3次元画像解析が先進医療に取り上げられ,検査料を自費で徴収できるようになりました。一種の混合診療ですが,将来の保険導入を前提とした保険外併用療法です。光干渉断層計などは多くの施設に配置され,すでに定着した検査法ですから当然,保険収載されるべきものですが,医療費削減の大方針のもとでは無理なようです。今まで請求していなかった検査料を,新規に自費で請求することには抵抗があります。自費検査料を低く設定すると,今度は保険に収載されるときに低い点数になるとのこと,高価な機器ですから高い費用も当然ですが悩ましいことです。
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