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今年の夏も厳しい暑さでした。原発事故の影響を受け計画停電も懸念されましたがなんとか乗り切れました。この酷暑のなか,第1回眼科サマーキャンプが箱根で開催されました。日本眼科学会,日本眼科医会,眼科啓発会議の主催によるもので約100名の初期研修医,学生が参加しました。このキャンプの目的は近年の眼科専攻医減少に歯止めをかけるため,眼科の現状を正確に伝え,眼科の魅力をアピールすることにあります。産婦人科学会が同様の催しを企画して奏功していることに倣い,眼科も学会を挙げて人材のリクルートに打って出たわけです。実行委員長の井上幸次 鳥取大学教授のもと,「メヂカラお見せしましょう」というテーマで企画されました。生物にとっての眼の重要性,神秘性を知る「メヂカラfundamental」という講義,眼科力を直接体験する「メヂカラencounter」というウェットラボや3D映像,視覚障害疑似体験,眼科の現況を詳しく知る「メヂカラin the present」,再生医学の最先端である「メヂカラin the future」,眼科医の日常生活を知る「メヂカラin the life」などのセッションが組まれ,夜遅くまで交歓の場がにぎわい大変好評でした。眼科のすばらしさが十分に伝わり,このなかから将来の日本の眼科を背負う人材が輩出されることを期待します。
本号の特集は第65回日本臨床眼科学会講演集の8回目であり,今回で第65回学会原著の掲載が終了します。たくさんのご投稿をありがとうございました。本号が刊行される頃には第66回日本臨床眼科学会が京都で開催されます。今回も皆様方からの多くの原著投稿をお待ちしています。よろしくお願い申し上げます。
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