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あとがき
根木 昭
pp.818
発行日 2008年5月15日
Published Date 2008/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102258
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ただいま桜満開の候,新年度が始まりました。眼科専攻医の減少は寂しいものがありますが研修内容を充実させるにはよい機会と捉え,基盤作りに徹して将来に備えたいと思います。来週には第112回日本眼科学会総会が横浜で開催されます。プログラムをみるとショートトーク,スキルトランスファー,サブスペシャルティサンデーなどかつての総会にはなかった項目が並び,教育セミナー,シンポジウムも多彩です。基礎研究重視の従来の総会から臨床と教育にも配慮した斬新な内容で,プログラム委員会と新家会長の改革の意気が感じられます。本号が発行される頃には,例年に増して大盛会に終わっていることと確信しています。
さて,今年の第62回日本臨床眼科学会は樋田哲夫教授(杏林大学)のもとで開催予定でした。樋田教授が急逝されましたことはわが国の眼科学にとって大きな損失です。網膜硝子体,角膜,小児眼科分野での学問的ご業績,日本眼科学会の牽引者としてのご功績は秀逸であり,そのご尽力がこれから実を結ぼうというとき,誠に痛惜の念に堪えません。編集委員会からも謹んで哀悼の意を表したいと存じます。
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