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連載 眼の遺伝病 47
ロドプシン遺伝子異常と網膜色素変性(2)―ロドプシン遺伝子Glu181Lys変異を認めた常染色体優性網膜色素変性
Mutation in the rhodopsin gene
和田 裕子
1
,
玉井 信
1
Yuko Wada
1
,
Makoto Tamai
1
1東北大学医学部眼科学教室
pp.1170-1172
発行日 2003年7月15日
Published Date 2003/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101318
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現在までにロドプシン遺伝子異常,およびその遺伝子異常が引き起こす臨床像は欧米諸国を中心に数多く報告されている。海外では常染色体優性網膜色素変性に高頻度に認められるロドプシン遺伝子異常であるが,日本ではその頻度はかなり低い。今回筆者らは,ロドプシン遺伝子Glu181Lys変異を認めた常染色体優性網膜色素変性の1家系を経験したので報告する。この変異は1991年にDryjaら1)により,さらに1994年にSagaら2)によりすでに日本人家系で報告されている変異である。Sagaらの報告によると,この変異をもつ患者の臨床像は若年発症の網膜変性を呈するとされており,筆者らが今回紹介するのも若年発症の家系であった。
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