Japanese
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特集 術中・術後の出血
臓器切除と出血
脾臓
Control of bleeding during splenectomy
都築 俊治
1
,
石田 元比古
1
,
中西 泉
1
,
平松 京一
2
,
磯部 義憲
2
,
毛利 誠
2
Toshiharu TSUZUKI
1
1慶応義塾大学医学部外科
2慶応義塾大学放射線診断部
pp.1263-1268
発行日 1979年8月20日
Published Date 1979/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207259
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はじめに
脾摘は胃切除のように日常頻繁に行なわれる手術ではないが,外科臨床上,脾摘が必要とされる疾患がいくつかあり,外科医はこれらの場合に安全に脾摘を行なわなければならない.脾摘には手技的に比較的容易なものから困難なものまで種種の段階があり,また合併する門脈圧亢進症,血液凝固異常にも配慮を要し,無計画に手術を行なうと合併症を招くのみならず患者を死に追いやることさえある.そこで過去8年間に教室で行なわれた症例を基礎にして脾摘の実際について述べてみたい.
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