門脈と脾臓のup date
脾臓 脾臓の構造と機能
佐藤 孝
1
,
村岡 聡介
1岩手医科大学 病理学講座病理病態部門
キーワード:
Reticulin
,
単核食細胞系
,
脾静脈
,
脾臓
,
脾動脈
,
白色脾髄
Keyword:
Spleen
,
Splenic Artery
,
Splenic Vein
,
Reticulin
,
Mononuclear Phagocyte System
pp.57-62
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010069046
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脾臓は門脈系に介在する末梢最大のリンパ装置であるが、血液濾過装置としても機能している。その構造は、細網組織を骨格とする枠組みの中に白脾髄、周辺帯、赤脾髄が形成されている。ヒト脾臓では、周辺帯、赤脾髄で動脈末端は開放性に終わっている。その特異な微小循環形態は脾臓のもつ血液濾過・浄化作用と密接にかかわっている。
©Nankodo Co., Ltd., 2010