シンチグラムのよみ方・5
脾臓
鳥塚 莞爾
1
,
刈米 重夫
2
,
高橋 豊
3
,
倉 尚哉
2
1京大中央放射線部
2京大第1内科
3天理病院血液内科
pp.1169-1176
発行日 1969年10月10日
Published Date 1969/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202847
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脾シンチグラム作成には,他の諸臓器のシンチグラム作成のように単に経口または静注投与するだけで目的臓器に放射活性の集積が得られるようなRI標識物質がない.したがって脾シンチグラム作成を目的とする場合は,後述するように,RI標識赤血球を適度に障害し,脾臓の有する異常血球の選別摂取において最も鋭敏かつ巧緻といわれる機能を利用して,選択的にRI標識赤血球を脾臓に摂取せしめる方法が行なわれる.
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