増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅰ 周術期管理・総論
周術期感染対策
松田 直之
1
Naoyuki MATSUDA
1
1名古屋大学大学院医学系研究科救急・集中治療医学分野
pp.24-27
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200044
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最近の知見と重要ポイント
□周術期感染管理における検出菌として,ESKAPEの薬剤感受性に注意する.
□全身性炎症では,水溶性薬剤の分布容積は増大する.
□全身性炎症では,脂溶性薬剤の胆汁排泄は遅延する可能性がある.
□急性期はアルブミン濃度が低下しやすいため,薬剤の蛋白結合率に注意する.
□持続濾過透析では,透析,濾過,吸着の3つの観点から,薬剤排泄を考える.
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