今月の主題 臨床栄養Update
生活習慣と消化器疾患
茶葉ポリフェノールと消化器生理機能・疾患予防
松井 輝明
1
,
菊池 浩史
1
,
荒川 泰行
1
1日本大学医学部内科学講座内科3部門
pp.314-317
発行日 2002年2月10日
Published Date 2002/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908588
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ポイント
以前よりお茶の産地では,胃潰瘍,胃癌,大腸癌などの消化器疾患が,他の地域に比べ低いことが知られている。近年,胃潰瘍,胃癌の誘因としてHelicobacter pyloriの感染が報告され,除菌療法が広く行われるようになつた,しかし薬剤の副作用,耐性菌の出現,再発などさまざまな問題があり,抗菌薬に代わる,体に優しい除菌法が模索されている.そこで,茶葉ポリフェノール(カテキン)のもつ抗菌作用で除菌が可能か否か,また消化管ホルモンにいかなる影響があるか検討した.
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