増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
呼吸器疾患治療薬
鎮咳薬
アスベリン(田辺)
石浦 嘉久
1
,
藤村 政樹
1
1金沢大学医学部第3内科
pp.212
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905541
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臨床薬理
●作用機序:本剤は鎮痛薬Orthonの誘導体より発見された非麻薬性鎮咳薬である.延髄の咳中枢を抑制し鎮咳作用を発揮すると同時に,気管支腺分泌および気道粘膜線毛運動を亢進させ去痰作用を示す.鎮痛効果はない.また,常用量では中枢神経を興奮させる1).
●血中濃度モニタリング:本剤は安全域が広く,長年の使用経験から必要ないと考えられている.
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