連載 続・医のなかの想い[ドクター“のぞみ”の院内日誌]・8
田辺君は燃え尽きた(2)
小笠原 望
1
1高松赤十字病院神経内科
pp.1134-1135
発行日 1990年11月1日
Published Date 1990/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900267
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それから1週間,田辺君は入院を続けた.夜は相変わらずで,とろとろっとしては目を覚ますのを繰り返していた.
田辺君には,「自信ができたら,いつ帰ってもいいよ」と話していた,お父さんとも,もう1回今後の話をしたが,「本人が帰りたいというのだったら,家で見てやりたい」との気持ちは変わらなかった.
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