増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
呼吸器疾患治療薬
鎮咳薬
アストミン(山之内)
石浦 嘉久
1
,
藤村 政樹
1
1金沢大学医学部第3内科
pp.213-214
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905542
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臨床薬理
●作用機序:中枢性鎮咳薬であり,デキストロメトルファンに類似の構造と作用をもつ.延髄の咳中枢の感受性閾値を高め,その働きを抑制する.ヒスタミン遊離作用がある1).
●血中濃度モニタリング:血漿から測定することは可能であるが2),本剤は安全域が広いため,日常臨床上は行われていない.健常成人では,服用1〜2時間で最大濃度に達することに留意するとよい3).
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