特集 一般医家のための—DOAC時代の心房細動診療
心房細動の薬物治療と管理
周術期にワルファリンやDOACはどうする?
武居 明日美
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科学
キーワード:
心房細動
,
周術期
,
抗凝固
,
ワルファリン
,
DOAC
Keyword:
心房細動
,
周術期
,
抗凝固
,
ワルファリン
,
DOAC
pp.2290-2295
発行日 2023年12月10日
Published Date 2023/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229331
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Point
◎観血的手技のリスク分類を基に,個々の患者背景を考慮し,周術期管理の方針を決定する.
◎直達止血可能な手技では,適切な局所止血処置を行うとともに,原則として抗凝固療法を継続する.
◎ワルファリンを継続する場合,周術期PT-INRを至適治療域に管理することが重要である.
◎DOACを継続する場合,血中濃度がピークの時間帯を避けて手技を行う.
◎休薬を要する場合,休薬期間を最短とし,ヘパリンブリッジ(代替療法)は原則行わない.
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