特集 一般医家のための—DOAC時代の心房細動診療
心房細動の薬物治療と管理
抗凝固療法が必要な冠動脈疾患患者に対する抗血栓療法はどうする?
小牧 聡一
1
,
松浦 祐之介
1
,
海北 幸一
1
1宮崎大学医学部内科学講座循環器・腎臓内科学分野
キーワード:
経口抗凝固薬
,
OAC
,
抗血小板薬2剤併用療法
,
DAPT
,
出血リスク
,
冠動脈インターベンション
,
PCI
Keyword:
経口抗凝固薬
,
OAC
,
抗血小板薬2剤併用療法
,
DAPT
,
出血リスク
,
冠動脈インターベンション
,
PCI
pp.2296-2299
発行日 2023年12月10日
Published Date 2023/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229332
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Point
◎経口抗凝固薬(OAC)内服患者は経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後の出血リスクが高い.
◎OAC内服患者では,PCI後の抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)は短期間にとどめ(<2週間),以降は直接経口抗凝固薬(DOAC)とP2Y12受容体拮抗薬の投与が推奨される.PCIから1年が経過した慢性期には,極力DOAC単剤投与とすべきである.
◎高出血リスクの評価基準を参考に,患者ごとに適切な抗血栓療法のレジメンを決定することが重要である.
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