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今月の特集 出血と凝固異常
第Ⅷ因子(FⅧ)欠乏(先天性血友病A・後天性血友病A)
Clinical laboratory tests for patients with factor Ⅷ (FⅧ) deficiency (hemophilia A, acquired hemophilia A)
松本 智子
1
1天理大学医療学部臨床検査学科
キーワード:
先天性血友病A
,
血友病インヒビター
,
後天性血友病A
,
エミシズマブ
,
凝固波形解析
,
CWA
Keyword:
先天性血友病A
,
血友病インヒビター
,
後天性血友病A
,
エミシズマブ
,
凝固波形解析
,
CWA
pp.128-134
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200690020128
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Point
●先天性血友病Aは第Ⅷ因子(FⅧ)活性値(FⅧ:C)が0に近づくほど出血症状は重症であり,後天性血友病Aは突然,出血症状が発症するため,初診時は検査室から診療サイドへ丁寧に説明したほうがよい.
●新規血友病A治療製剤は,活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)に基づく凝固検査に影響を与えることがあるため注意が必要である.
●血友病をはじめ,凝固異常を評価する検査法の凝固波形解析(CWA)は一般の検査室でも実施できるので,興味をもって最新の情報を入手してほしい.
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