Japanese
English
今月の特集1 血栓止血領域における抗体医薬
先天性血友病
Antibody drugs for congenital hemophilia
鈴木 伸明
1
1名古屋大学医学部附属病院輸血部
キーワード:
先天性血友病
,
ヒト免疫グロブリン1 Fc領域融合製剤
,
IgG1 Fc領域融合製剤
,
エミシズマブ
,
コンシズマブ
Keyword:
先天性血友病
,
ヒト免疫グロブリン1 Fc領域融合製剤
,
IgG1 Fc領域融合製剤
,
エミシズマブ
,
コンシズマブ
pp.144-151
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203518
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●エフトレノナコグ アルファやエフラロクトコグ アルファは各凝固因子にヒト免疫グロブリン1(IgG1) Fc領域を付加させることにより,薬物動態の改善効果を得ている.
●エミシズマブは抗体(IgG)の2本の可変領域をそれぞれ第Ⅹ因子(FⅩ),活性型第Ⅸ因子(FⅨa)と結合するようにデザインしたバイスペシフィック抗体であり,FⅧa機能の代替を果たす.
●コンシズマブはヒトIgG4をフォーマットにしたモノクローナル抗体であり,抗凝固因子である組織因子経路インヒビター(TFPI)を抑制することにより,2次的にトロンビン産生能を回復させる.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.