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筆頭著者 村上 靖彦 (著)
阪大院人間科学研究科・教授(現象学)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-63827-2
電子版発売日 2019年1月28日
ページ数 264
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-03827-0
印刷版発行年月 2018年12月
書籍・雑誌概要
病院によって大きく変えられた「死」は、いま再びその姿を変えている。現在の在宅死は、かつてあった看取りの文化を復活させたものではない。先端医療が組み込まれた「家」という未曾有の環境のなかで、訪問看護師たちが地道に「再発明」したものである。著者は並外れた知的肺活量で、訪問看護師の語りを生け捕りにし、看護が本来持っているポテンシャルを言語化する。「看護がここにある」と確かに思える1冊。
*「ケアをひらく」は株式会社医学書院の登録商標です。
目次
はじめに 私たちは死を再発見しつつある
I 快と自分
第1章 言うことを聞かない患者――Aさん❶
第2章 「普通」で「自然」な看取り――Bさん
第3章 楽しい看取り――Cさん
II 願いと家族
第4章 願いを引き継ぐ看取り――Dさん❶
第5章 願いと力――Eさん
III 運命について
第6章 予後告知と死の覚悟――Aさん❷
第7章 若くして死ぬ人と向き合う――Dさん❷
第8章 人生をやりきった子ども――Fさん
結論にかえて 死の再定義
補章 私は看護師から何を学んだのか
注
文献
初出一覧
あとがき