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在宅ケアのための判断力トレーニング

訪問看護師の思考が見える

在宅ケアのための判断力トレーニング
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筆頭著者 清水 奈穂美 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-64887-5

電子版発売日 2022年6月27日

ページ数 160

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-04887-3

印刷版発行年月 2022年6月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260648875

書籍・雑誌概要

複雑な状況を前に一人での判断が求められる在宅ケア現場での「判断力」を養う本。何を見て、何を考え、どう道筋をつけてケアを組み立てるのか。そしてどう動き、何に備えるのか。在宅医療の現場で「命と暮らしを守る訪問看護師」の思考過程を深読みしながら、包括的情報のなかでの判断力を身に付ける。判断力を高める方法として臨床推論、フレームワーク、リフレクション、認知バイアスについても分かりやすく解説する。

目次

はじめに――奮闘中のあなたへ

本書の読み方

Prologue 訪問看護師に必要な「判断力」とは

Chapter1 訪問看護師の思考プロセス
 Step1 手がかりを感じとる力
  Aさん 人工肛門を造設した90歳男性
 Step2 見えないことを推論する力
  Bさん 腰椎へがんの骨転移がある73歳女性
 Step3 考えを言葉にする力
  Cさん 慢性心不全をもつ77歳女性
 Step4 余計なことをしすぎない力
  Dさん 脳性麻痺を抱える58歳男性
 Step5 最善解を導く意思決定の共有
  Eさん 認知症の進行により発語ができない85歳女性
 Step6 多職種と共に導く最善解
  Fさん 褥瘡を抱える87歳女性
 Step7 倫理的葛藤に向き合う意思決定
  Gさん 原因不明の胸水が認められる72歳男性
 [場面別]判断が必要な場面と思考プロセス

Chapter2 判断力を鍛える方法
 ①臨床推論
  Hさん ヘモグロビン値が低い90代女性
 ②臨床判断モデル
 ③Stop and Think

Chapter 3 自律的な学びを支えるもの
 ①認知バイアス
  Iさん 多系統萎縮症をもつ62歳女性
  Jさん 多疾患を併せもつ75歳女性
 ②リフレクション
 ③心理的安全性とアンラーニング

名言コラム 気づきをくれた5つの言葉
 1 「環境から語りかけられるものに耳を傾ける」
 2 「“互いの支え合い方”が感じとれるチャンスを逃さない」
 3 「それは、看護がすることか」
 4 「最悪を想定して最善を考える」
 5 「『メロンが食べたい』に何を考えるか」

おわりに――判断力は「チーム」「地域」で向上させる時代へ
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