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訪問看護師による在宅療養生活支援を可視化する
希望実現モデル
筆頭著者 川村 佐和子 (編著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-65337-4
電子版発売日 2024年2月12日
ページ数 224
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-05337-2
印刷版発行年月 2024年1月
書籍・雑誌概要
問題解決から希望実現へ。訪問看護実践を可視化する「希望実現モデル」誕生!
訪問看護師は、在宅療養者や家族の「どのように生活したいか/生きていきたいか」という希望実現に向けて、在宅療養生活を組み立て、支援する。本書は概念モデル「希望実現モデル」を提示し、そのような本人主体の在宅療養生活支援を可視化する。療養しながら生活する人々の希望実現は、個人の自己実現だけでなく、他の多くの人々の希望に道を拓き、社会変革につながっていく。訪問看護実践の意義と可能性をも可視化する一冊。
目次
はじめに──この本を出す経緯(着想)と思い,在宅療養生活支援の可視化の必要性について
第1部 在宅療養生活支援の可視化の背景
第1章 在宅療養生活支援の法的位置づけ
1 看護業務を規定する法制度
2 訪問看護師の業務と特徴
3 看護師の法的責任
第2章 在宅療養者・家族に対する多面的理解
1 在宅療養者への視座
2 在宅療養者の家族への視座
3 相互に影響し合う在宅療養者と家族
4 在宅療養者と家族のQOLを高める
第3章 在宅療養生活支援の基盤
1 在宅療養者と看護師の信頼関係
2 訪問看護師の倫理的姿勢
3 在宅療養支援における意思決定支援
第2部 希望実現モデル
第1章 希望実現モデルを用いた在宅療養生活支援の可視化
1 希望実現モデルとは何か
2 希望実現モデルの構造
3 希望実現モデルの前提条件
4 希望実現モデルの構造の詳細
5 在宅療養者の希望を実現する社会的意義
第2章 在宅療養者の希望を知る
1 在宅療養者の「思い」と「希望」
2 在宅療養者の希望を知るための基盤
3 どのように在宅療養者の背景や現在の思いを知るか
4 希望を把握する際の注意点
5 家族や周囲の人の協力を得る
第3章 在宅療養生活支援における情報収集とアセスメント
1 在宅療養生活支援における情報収集とアセスメントの特徴
2 在宅療養生活支援のための情報収集
3 収集した情報のアセスメント
第4章 希望実現モデルにおける計画の変更または終了
1 在宅療養者の健康状態の変化
2 在宅療養者による変更の提案
3 在宅療養生活環境の変化
4 危険の回避
第5章 希望実現モデルを用いた評価
1 在宅療養者からの評価
2 訪問看護師としての評価
3 訪問看護事業所としての評価
第3部 希望実現モデルの活用例
事例1 脳梗塞後に気管切開を受けた70代男性の「花見に行く」という希望を実現する
事例2 ALSを持つ40代女性の「帰宅した娘を毎日出迎えたい」という希望を実現する
おわりに
索引