JOHNS 39巻7号 (2023年7月発行)

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特集　全身疾患と口腔咽頭病変

感染症

小児のウイルス感染症川村　尚久 39巻7号 , 2023年7月 , pp.675-678

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はじめに

　小児科領域の一般外来診療において，最も多くみられる患者はウイルスによる急性熱性疾患である。患児の診察においては，病歴・既往歴・家族歴・地域の流行状況・予防接種歴の問診が必須で，ウイルス性疾患は季節性，好発年齢，症状，特に口腔咽頭内所見，皮疹から迅速診断キットや血清学的診断に頼らなくとも診断を下せることが重要である。

単純ヘルペスウイルス感染症大塚　雄一郎 39巻7号 , 2023年7月 , pp.679-683

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はじめに

　単純ヘルペスウイルス（herpes simplex virus：以下HSV）は口腔咽喉頭，性器，角膜，皮膚，脳脊髄など全身に病変をきたし，診療科も耳鼻咽喉科，内科，小児科，新生児科，産婦人科，神経内科，皮膚科，眼科と幅広い。ウイルス感染症としてあまりにも有名であるが，HSV感染症の口腔咽喉頭の臨床像は必ずしも正確に周知されておらず，正確な診断方法もあまり知られていない。HSV感染症には初感染型と再活性化があり，再活性化では口角炎・口内炎など軽い症状で済むことが多いのに対して，初感染型では口腔咽喉頭のアフタ・潰瘍を生じて重症化することがある。初感染型の口腔咽喉頭のHSV感染症は主に歯肉口内炎型と咽頭扁桃炎型の2つに分類されているほか，伝染性単核球症類似症状も報告されている^1～4）。

EBウイルス感染症永野　広海 39巻7号 , 2023年7月 , pp.684-688

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はじめに

　Epstein-Barr virus（EBウイルス）はヘルペスウイルス科に属する2本鎖DNAウイルスで，学名はヒトヘルペスウイルス4型（Human herpesvirus 4：HHV-4）である。伝染性単核球症（infections mononucleosis：IM）の原因ウイルスであり，成人までにほぼ100％の人が唾液や性分泌液を介して感染する。悪性リンパ腫（ホジキンリンパ腫，バーキットリンパ腫，NK/T細胞リンパ腫），上咽頭癌，胃癌などの悪性腫瘍発症の一因となる。IM様症状を繰り返す慢性活動性EBウイルス感染症（chronic active Epstein-Barr virus infection：CAEBV）は，以前は慢性感染症の一種と考えられていたが，2016年のWHO新分類でリンパ増殖性疾患に分類された^1）。

新型コロナウイルス感染症木村　百合香 39巻7号 , 2023年7月 , pp.689-692

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はじめに

　2019年12月下旬，中国・武漢の海鮮市場で原因不明の肺炎がクラスター発生したという報告を端緒に，新型コロナウイルス感染症（COVID-19）は中国から全世界に拡大し，3年にわたる流行が続いている。2023年3月21日時点では全世界で6,879,677人のCOVID-19による死亡が報告され，わが国でも73,511人が死亡している^1）。執筆時点では，B.1.1.529系統変異株とその亜系統（オミクロン株）が支配的な状況が世界的に継続している。

溶連菌感染症河野　正充 , 保富　宗城 39巻7号 , 2023年7月 , pp.693-697

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はじめに

　溶血性レンサ球菌（溶連菌）は，気道および皮膚感染症などの原因菌として広く知られる病原細菌である。グラム陽性球菌で，ランスフィールド分類による細胞壁多糖体の抗原性（A，B，C～）とヒツジ赤血球加血液寒天培地上の溶血反応（α，β，γ）により細分化される。とりわけA群β溶連菌（GAS）は強い病原性を示し，溶血毒素，発赤毒素，核酸分解酵素，ストレプトキナーゼなど，種々の活性蛋白物質を産生し，多彩な症状を起こすと考えられている。近年はC群，G群などのGAS以外のβ溶血を示す溶連菌による感染症の報告も多い。

性感染症保科　斉生 , 吉田　正樹 39巻7号 , 2023年7月 , pp.698-702

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はじめに

　古くから「口は災いの元」と言われるが，それは性感染症においても然りである。性感染症を引き起こす病原体の多くは，性器や肛門周囲の粘膜に感染し病変を形成するが，一部の病原体は口腔咽頭粘膜に感染することができる。性感染症の口腔咽頭病変は，一般的に無症状もしくは症状が軽微であることが多く，本人が感染したことに気がつかない場合も多い。このような不顕性感染の状態で，不特定多数の相手と性行為を行うことで感染が拡大すると考えられている。つまり口腔は性器・肛門にならぶ性感染症の好発臓器であり，感染を媒介する臓器の1つであると言える。

アレルギー，免疫異常

口腔アレルギー症候群岡田　祐樹 39巻7号 , 2023年7月 , pp.703-706

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定　義

　口腔アレルギー症候群（oral allergy syndrome：OAS）の概念は1987年Amlotらにより提唱され，その際の定義としては「皮膚試験陽性の食物を摂取すると口腔粘膜主体の症状からアレルギーが始まり時に全身に波及していく」となっている。この論文では食物の種類を定義する記載はない。その後，OASは「花粉症患者が果物・野菜を摂取した際にみられる，不安定なアレルゲンによる口腔局所症状」として汎用されるようになっていった。これは本来のAmlotらのOASの概念に包括される考え方であり，臨床現場ではOASの呼称に関する混乱が生じた。

膠原病片田　圭宣 39巻7号 , 2023年7月 , pp.707-713

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はじめに

　口腔病変は，膠原病またはその類縁疾患の診断の契機となることがある。全身性エリテマトーデス（systemic lupus erythematosus：SLE）患者の硬口蓋にみられる口内炎，シェーグレン症候群（Sjögren’s syndrome：SjS）における乾燥性口内炎や唾石症，強皮症（systemic sclerosis：SSc）や混合性結合組織病でみられる開口障害や舌小帯の短縮さらには舌のレイノー現象，ベーチェット病の再発を繰り返すアフタ性口内炎，多発血管炎性肉芽腫症の口腔潰瘍，川崎病のいちご舌などが，それぞれの疾患で特徴的にみられる口腔病変である。さらに治療のために使用されるステロイドや免疫抑制薬に関連して起こるカンジダ性口内炎や粘膜障害による口内炎なども存在する。それぞれの疾患について解説する。

ベーチェット病中村　晃一郎 39巻7号 , 2023年7月 , pp.715-718

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はじめに

　ベーチェット病は1937年，ベーチェットによって提唱された炎症性疾患である。口腔内アフタ性潰瘍，外陰部潰瘍，皮膚，眼病変のほか，血管，腸管，中枢神経病変など多臓器に炎症を生じる。本疾患の原因は不明であるが，遺伝的背景や環境的要因の関与が指摘されている。本疾患患者は地中海周辺，中近東，東アジアなどシルクロードに沿った地域に多く，シルクロード病ともいわれている。その遺伝子背景として，HLA-B51と高い相関を示す。また，IL-23R-IL-12RB2，IL-10，ERAP-1（小胞体アミノペプチダーゼ）などが疾患関連遺伝子として指摘される^1）。さらに環境因子の関与として，寒冷，ストレス，外傷，感染症などの関与が指摘される。

天疱瘡，類天疱瘡大木　雅文 39巻7号 , 2023年7月 , pp.719-725

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はじめに

　皮膚は表皮，真皮，皮下組織で構成されている。表皮細胞間にはデスモソームが存在し，表皮細胞間の接着をおこない，表皮基底細胞の真皮側に存在するヘミデスモソームは真皮との接着の役割を果たしている（図1）。基底膜部はBP180，インテグリンα6β4，ラミニン332からなる透明板と緻密層で構成される。緻密層の真皮側にはⅦ型コラーゲンを主とした係留線維が存在している。表皮の細胞間・細胞基質間の接着機能が障害され，表皮内あるいは表皮下に液体が貯留し表皮が挙上したものを水疱という。天疱瘡，類天疱瘡はこれらの構成成分を抗原とする自己免疫性水疱性疾患である。

扁平苔癬坂東　伸幸 39巻7号 , 2023年7月 , pp.726-728

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はじめに

　扁平苔癬（lichen planus）は，皮膚，口腔粘膜，またはその両方に生じる慢性炎症性角化症である。皮膚の扁平苔癬は，瘙痒を伴う再発性の炎症性発疹が生じる疾患で，平坦に隆起した多角形で紫色のはっきりした小丘疹を特徴とし，それらが融合して表面のザラザラした鱗屑を伴う局面を形成する。一方，口腔粘膜の扁平苔癬（以下口腔扁平苔癬）は，主に頰粘膜にみられる白色の隆起した網状あるいは斑状の病変が特徴的である。

クローン病角田　和之 39巻7号 , 2023年7月 , pp.729-733

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はじめに

　クローン病（Crohn’s disease，以下CD）は，若年者に好発する肉芽腫性炎症性疾患であり，潰瘍性大腸炎とならぶ代表的な炎症性腸疾患である。CDの原因は不明であるが，遺伝的背景や環境因子，腸内細菌叢が影響して腸管免疫機構に異常な活性化が生じる多因子疾患であると考えられている^1）。主病変は消化管であるが全身疾患としての対応が必要であり，時に口腔咽頭領域に症状を呈することが知られている。

血液疾患

造血器腫瘍に伴う口腔咽頭病変芦田　隆司 39巻7号 , 2023年7月 , pp.735-737

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はじめに

　造血器腫瘍の主たるものには急性・慢性白血病，骨髄異形成症候群，悪性リンパ腫，多発性骨髄腫などがある。これらの疾患に伴って初期症状として口腔咽頭病変を認める場合があるが，これらの症状から診断に至ることはない。重要なのは化学療法や放射線治療に伴ってみられる口腔咽頭合併症であり，その対策である。

貧血とリンパ節腫脹亀岡　淳一 39巻7号 , 2023年7月 , pp.738-742

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はじめに

　血液内科の初診患者で最も多い主訴は貧血とリンパ節腫脹である。本稿では，これらの主訴に関連して，耳鼻咽喉科領域に関わる疾患・所見を中心に解説する。

紫斑病，血液凝固異常日笠　聡 39巻7号 , 2023年7月 , pp.743-746

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はじめに

　歯肉出血や鼻出血などは，健常人においてもしばしば出現するが，紫斑病（血小板減少症），あるいは血液凝固異常症などの出血性疾患においては，その出現頻度はより高くなり，各疾患の初発症状となる場合も多い。

遺伝性疾患

遺伝性血管性浮腫高村　さおり 39巻7号 , 2023年7月 , pp.747-750

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はじめに

　血管性浮腫は，血管透過性の一時的な亢進により，皮膚や粘膜の深部に生じる限局性の浮腫である。その病態は，一般的な蕁麻疹と同様の肥満細胞（ヒスタミン）が関与するタイプと，ブラジキニンが関与するタイプに大別される^1）。後者のうち，背景に遺伝的素因を含むものを遺伝性血管性浮腫（hereditary angioedema：HAE）という。HAEは主に，補体第1成分エステラーゼ阻害因子（C1-esterase inhibitor：C1-INH）遺伝子の異常により，皮膚，腸管，喉頭などに突然浮腫を繰り返す疾患である^2）。喉頭浮腫は気道閉塞による窒息死の危険性があり，HAEは特有の治療を要するため，耳鼻咽喉科領域の診療でもその鑑別と治療について知っておくべき疾患の1つである。

色素異常症八田　尚人 39巻7号 , 2023年7月 , pp.751-753

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はじめに

　口唇や口腔内粘膜に色素沈着を認める遺伝性疾患としてはPeutz-Jeghers症候群（PJS），McCune-Albright症候群（MAS），Carney complex（CNC）が挙げられる。また，後天性で遺伝との関連のないものとしてLaugier-Hunziker-Baran症候群（LHBS）があり，鑑別が必要である。本稿ではこれらの臨床的特徴と注意点につき概説する。

その他

川崎病外池　百合恵 , 仲野　敦子 39巻7号 , 2023年7月 , pp.755-758

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はじめに

　川崎病は4歳以下の乳幼児に好発する原因不明の急性熱性疾患であり，その病態は，中小動脈を首座とした全身の血管炎症候群である。川崎病の治療目標は，早期診断・治療開始により炎症をコントロールし，冠動脈瘤形成を防ぐことにある。川崎病は主要な症状から診断されるが，診断基準の症状を完全に満たさない不全型川崎病が増加してきており，診断されていない川崎病患者が上気道感染症として耳鼻咽喉科を受診する，もしくは診断過程において局所評価を小児科からコンサルトされる機会は，今後増加する可能性がある。

重症薬疹内田　秀昭 , 鎌田　昌洋 , 多田　弥生 39巻7号 , 2023年7月 , pp.759-764

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はじめに

　薬疹は入院患者の2～3％^1）に生じるとされる頻度の高い疾患である。軽症例では原因薬剤を中止し，ステロイドの外用や抗アレルギー薬の内服で対処可能である。しかしながら，スティーヴンス・ジョンソン症候群（Stevens-Johnson syndrome：SJS）や中毒性表皮壊死症（toxic epidermal necrolysis：TEN）といった極めて重症な型の薬疹も存在し，しばしば致命的であり，失明や呼吸器障害などの後遺症を残す難治性の疾患としてとらえられてきた。さらには重症薬疹において口腔咽頭病変は患者の9割以上で認められる所見であり^2,3），粘膜症状が重症薬疹の初発症状であることも多く診断的価値が高い。

抗悪性腫瘍薬山﨑　知子 39巻7号 , 2023年7月 , pp.765-767

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はじめに

　本稿では，抗がん薬治療や頭頸部への放射線治療によって引き起こされる口腔内有害事象についてまとめた。がん治療における口腔内有害事象は多岐にわたり，口腔粘膜炎や潰瘍，感染，味覚異常，口腔乾燥，開口障害，口臭，齲歯，骨髄炎，線維化，GVHD，疼痛などがある。

連載　私のこの1冊

耳科学アトラス―形態と計測値第5版小林　一女 39巻7号 , 2023年7月 , pp.768-769

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　『耳科学アトラス』については，これまでもこの連載で飯野ゆき子先生，奥野妙子先生が取り上げておられる。また，本書の第4版，第5版では僭越ながら私も共著者に加えていただいたのであるが，耳科学を志した頃よりの座右の書であるため，あえてここに一文をしたためたい。

連載　わたしの研究歴

めまいのリハビリテーション（平衡訓練）宮田　英雄 39巻7号 , 2023年7月 , pp.771-776

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はじめに

　私は昭和36年3月に岐阜県立医科大学（現岐阜大学医学部）を卒業した。

連載　症例をどうみるか

潜水時に耳痛を生じ手術で改善した外耳道後壁骨欠損の1例三浦　康士郎 , 石井　賢治 , 神尾　友信 , 加我　君孝 39巻7号 , 2023年7月 , pp.777-781

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はじめに

　外耳道骨壁欠損が生じる原因としては，外傷，医原性（手術），悪性外耳道炎などの炎症，悪性腫瘍などがあげられる。特発性のものとしては生後の骨部外耳道形成過程で鼓室骨の癒合不全が生じるものが報告されているが，その多くは前壁欠損であった^1～3）。

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目次 39巻7号 , 2023年7月 , pp.672-673

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バックナンバー 39巻7号 , 2023年7月 , pp.725-725

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学会・研究会案内 39巻7号 , 2023年7月 , pp.734-734

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バックナンバー 39巻7号 , 2023年7月 , pp.754-754

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学会・研究会案内 39巻7号 , 2023年7月 , pp.770-770

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次号予告 39巻7号 , 2023年7月 , pp.782-782

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基本情報

JOHNS
39巻7号
(2023年7月発行)

電子版ISSN：印刷版ISSN：0910-6820 東京医学社

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