治療 107巻2号 (2025年2月発行)

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特集　Evidence Update 2025

1 2024論文ベストテン名郷　直樹 107巻2号 , 2025年2月 , pp.145-151

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Key Points

・Jikei Heart Studyがなかったかのような入院をアウトカムにしたPROBE研究が発表され続けている．

・前立腺癌のスクリーニングについて，害をアウトカムにしたランダム化比較試験が報告された．

・観察研究とランダム化比較試験をつなぐ新たな観察研究論文が増加しているが，メンデルランダム化とTarget Trial Emulationの論文を紹介した．

・海外での第一選択薬が日本では長期間保険適用されていないものがある．その一つの例として，ニキビに対するイソトレチノインのメタ分析結果を紹介した．

・サプリメントについての質の高い研究の大部分は効果を示しておらず，マルチビタミンでも同様である．

・緩い治療に振れる医学問題と，ますます厳しい治療に振れる医学論文がある．

2 論文結果の批判的吟味－指標による効果の解釈の違いに焦点を当てて－名郷　直樹 , 吉川　領亮 107巻2号 , 2025年2月 , pp.152-156

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Key Points

・特定の指標で論文結果を評価する際には，必ず情報バイアスが存在し，その対処方法に標準的なものはない．

・割り算の指標である相対指標は効果を過大評価する．

・引き算の指標である絶対指標は効果を過小評価する．

・イベントを起こさないもので計算される相対利益，絶対利益で見ると，多くの慢性疾患の治療効果はほとんどないように感じられる．

3 批判的吟味能力を鍛えるー実践的トレーニングと指導のコツー南郷　栄秀 107巻2号 , 2025年2月 , pp.157-161

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Key Points

・批判的吟味能力はEBM実践の基盤となるスキルであり，研究結果の妥当性や適用可能性を評価するために必要である．

・忙しい診療現場での意思決定には，優れた原著論文をわかりやすい形に加工した二次資料を活用するのが便利だが，二次資料であっても批判的吟味は不可欠である．

・批判的吟味のトレーニングには，チェックシートやジャーナルクラブの活用が効果的である．

・AI の活用は情報収集・整理を効率化するが，結果の批判的吟味が必要である．

・批判的吟味の教育は，学習者の段階に応じて変えるのがよい．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -1 Less is more！治療適応を減らしてくれる!?2024年論文５選！矢吹　拓 107巻2号 , 2025年2月 , pp.162-167

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Key Points

・急性心筋梗塞で左室収縮能（LVEF）が保たれていればβ遮断薬を使用しなくてもよい．

・急性薬物中毒による昏睡患者で侵襲的気道管理は不要である．

・重症呼吸不全患者でも在宅酸素療法（HOT）は24時間継続して使用しなくてもよい．

・プレガバリンは慢性閉塞性肺疾患（COPD）増悪にもご用心！

・冠動脈疾患と心房細動を合併した場合には抗凝固療法単独でもよい．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -2 病院総合医が印象に残った2024論文 Top 3 ！長野　広之 107巻2号 , 2025年2月 , pp.168-173

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・終末期患者の治療のゴールを決めるロードマップとしてREMAPがある．

・Atrial cardiopathyを有する原因不明の脳梗塞の二次予防についてアピキサバンはアスピリンと比較して優越性を示すことができなかった．

・マイクロプラスチック，ナノプラスチックの人体への影響については今後も注目である．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -3 当たり前を疑え！臨床現場の常識を再考する片岡　裕貴 107巻2号 , 2025年2月 , pp.174-177

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・誤嚥性肺炎への嫌気性菌を意識したβ-ラクタマーゼ阻害薬の投与は不要かもしれない．

・誤嚥のある認知症患者へのとろみ水は再考の余地がある．

・観察研究でも適切な方法論により因果推論が可能である．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -4 冠動脈疾患の治療とその周辺：Post-ISCHEMIA時代の重要論文香坂　俊 107巻2号 , 2025年2月 , pp.178-182

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Key Points

・ISCHEMIA試験は冠動脈疾患の治療戦略に大きな影響を与えた．

・同時期に行われたORBITA試験は経皮的冠動脈インターベンション（PCI）の症状改善効果に疑問を投げかけた．

・その結果，抗狭心症薬を除いた状況でのPCI効果の検証がORBITA-2試験で行われた．

・同様に，心房細動のアブレーションについても，SHAM-PVI試験で症状改善効果の再検証が行われた．

・さまざまなデバイス治療に関しては，これらの反省を活かし，今後より厳密な検証体制を整える必要がある．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -5 GLP-1 受容体作動薬はCKD診療の新たな一手となるか三宅　晃弘 , 坂井　正弘 107巻2号 , 2025年2月 , pp.183-190

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・FLOW試験は，グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬（GLP-1RA）が，慢性腎臓病（CKD）進行リスクの高い2型糖尿病患者において腎保護効果を示すことを明らかにした．

・GLP-1RAは，レニン-アンジオテンシン系（RAS）阻害薬，ナトリウム・グルコース共輸送体2（SGLT2）阻害薬，ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬（MRA）に次いで，糖尿病関連腎臓病（DKD）の新たな治療選択肢となりうる．

・・SGLT2阻害薬とGLP-1RAの併用による効果は，今後の研究でさらに評価されるべき課題である．

・GLP-1RAやMRAの非糖尿病CKDへの適応拡大が今後の注目点となっている．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -6 診療ガイドラインはどの程度読まれ，どの程度診療行動を変容させているのか？三原　弘 107巻2号 , 2025年2月 , pp.191-195

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・『急性腹症診療ガイドライン2015』は学会員の約60%に認識され，認識した学会員の64%に診療行動を変容させた．

・他の診療ガイドラインの周知度も18～90%と大きな幅があり，医師の行動変容を評価した報告は慢性閉塞性肺疾患（COPD），肝癌など少数である．

・敗血症，肝炎，急性膵炎などでは診療ガイドラインの利活用を促進するツールとしてスコアリングアプリが提供されており，急性腹症診療ガイドライン改訂版では，患者シナリオ動画や改訂チェックリストの付録が予定されている．

・診療ガイドラインを読まれない4割の医師に，本企画の読者のような最新論文を読む勉強熱心な医師から，各診療ガイドラインの要点を伝達いただくことで，日本の診療レベルの底上げが図れるのかもしれない．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -7 エビデンスに使われないためのエビデンスの読み方・使い方（糖尿病編）能登　洋 107巻2号 , 2025年2月 , pp.196-201

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・論文タイトルや結論だけを摘読せず，方法欄も吟味することが重要である．

・統計学的有意差があっても臨床的意義が大きいとは限らない．

・ランダム化比較試験（RCT）は必ずしもエビデンスレベルが高いとは限らない．

・利益相反（COI）が濃厚なエビデンスを流用したプロパガンダに注意する．

・エビデンスを活用する際には，各種リスク評価法を理解しておく必要がある．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -8 リウマチ・膠原病診療の温故知新：概念の刷新から予防・重症の治療まで矢野　裕之 , 金城　光代 107巻2号 , 2025年2月 , pp.202-208

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Key Points

・口・肺・腸の粘膜常在菌叢の疾患病型の理解が関節リウマチ（RA）発症予防につながりうる．

・関節炎発症前の共刺激阻害薬アバタセプトがRA発症を遅らせる．

・CAR-T細胞療法によって重症な自己免疫疾患の免疫異常をリセットする．

・テストステロン補充療法で骨折率は減らない．

・スティル病は大人も小児も同じ疾患である．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -9 迫りくる感染症の脅威を正確に把握し準備せよ！感染症治療戦略の大きな見直しが求められている岸田　直樹 107巻2号 , 2025年2月 , pp.209-214

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・新興感染症および再興感染症の現状を把握し，今後のトレンドを最新論文で確認し予測できることで，受け身ではなく能動的に関与できるようになる．医療やその周辺が大きく変化する今の時代においてはますます重要である．

・薬剤耐性（AMR）は再興感染症の一つであり，21世紀におけるグローバルヘルスの重要な課題である．AMRによる負担を歴史的な傾向と将来予測を網羅的に推定した研究が発表された．

・小児においても抗菌薬の適正使用に対するプレッシャーが高まっている．「Narrow is beautifu（l 狭域ほど美しい）」「Shorter is better（短期治療がより良い）」「Oral is the new IV（内服治療は静注と同等）」といった成人でのエビデンスが，小児領域にも適用されつつある．

・高病原性鳥インフルエンザ（H5N1）のヒト-ヒト感染が現実の脅威として迫ってきている．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -10 日々の現場でよく出会う臨床的疑問，そのランダム化比較試験の質もさまざまだ吉川　領亮 , 五十嵐　博 , 名郷　直樹 107巻2号 , 2025年2月 , pp.215-221

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・呼吸器感染症に対するサージカルマスクの効果について，個別の人での予防効果は小さいが，集団に対する予防可能な絶対数で見ると効果は大きい．

・悪性腫瘍終末期の悪液質におけるミルタザピンの効果について，オランザピン，アナモレリンを上回る効果は示されていない．

・地域診療で出会ったハイドロリリースの効果について報告があるが，ランダム化比較試験（RCT）としては問題が多く，バイアスリスクが高く，一般化するには多くの問題がある．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -11 アルツハイマー病：無症状でも患者？診断基準改訂の波紋小田　陽彦 107巻2号 , 2025年2月 , pp.222-227

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・2024年は抗アミロイドβ抗体薬が本格的に使用され始めた年であり，アルツハイマー病診療は新局面を迎えた．

・従来薬と異なり，抗アミロイドβ抗体薬は使用前に検査でアミロイドβの存在を証明しなくてはならない．

・アルツハイマー病の診断基準が改訂され，無症状でも診断されるようになった．

・しかし系統的総説では，抗アミロイドβ抗体薬の効果は統計学的には有意でも臨床的には無意義と示されている．

・2024年にLancet誌の認知症の予防についての総説が改訂された．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -12 もっと深く「けいれん・てんかん・意識障害」音成　秀一郎 107巻2号 , 2025年2月 , pp.228-233

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・非けいれん性てんかん重積状態の探索：蘇生後脳症における急性期脳波の役割を知る．

・脳損傷による意識障害の中にはcognitive motor dissociationという意識がある．

・てんかん重積状態の予後やけいれん発作の与える臨床的なインパクト，そして「終末けいれん」から幼児突然死の病態を考察する．

・健康寿命から「降圧管理と将来のてんかん発症の予防効果」を考察する．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -13 認知症予防に関する注目論文福士　元春 107巻2号 , 2025年2月 , pp.234-237

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Key Points

・２型糖尿病患者にSGLT2阻害薬を使用すると，他の糖尿病治療薬に比べて認知症発症が21～45%少ないことが複数のコホート研究で示されつつある．

・聴覚障害者は聴覚障害がない者に比べて認知症発症は７%多く，補聴器を使用している聴覚障害者の方が認知症発症リスクは低いことが確認された．

・夜間光曝露が高い地域ほどアルツハイマー病の有病率が高くなる傾向が確認された．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -14 がん治療文献を読むときは，真のエンドポイントのOS（全生存期間）をやっぱり重要視すべし勝俣　範之 107巻2号 , 2025年2月 , pp.238-242

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・必見の論文は，“Objective response rate and progression-free survival as surrogates for overall survival treatment effect : a meta-analysis across diverse tumour groups and contemporary therapies. Eur J Cancer, 198 : 113503, 2024”である．

・がん治療での，腫瘍縮小率（objective response rate：ORR）と無増悪生存期間（progression-free survival：PFS）は全生存期間（overall survival：OS）治療効果の代替指標ではない．

・ORRおよびPFSによるOSの代替可能性は，治療と腫瘍によって異なる．

・近年，PFSをエンドポイントとして，多くのがん薬物療法が承認され，ガイドラインにも記載されるようになっているが，OSが真のエンドポイントであることを再度認識すべきである．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -15 「現実的な」早期緩和ケアは，「診断時から全員に関わる」早期緩和ケアと比較して，非劣性である釆野　優 , 森田　達也 107巻2号 , 2025年2月 , pp.243-249

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・患者のニードのある時に緩和ケアを提供するだけでも，患者のアウトカム向上に寄与する．

・患者のニードをスクリーニングやインフォーマルな（気軽な）ネットワークなどで，見落とさないような仕組みづくりが大切である．

・複合的介入（complex intervention）の臨床試験は，より「現実的な」介入の開発が求められる（非現実的な強度の介入で効果を実証しても，世の中は変わらない）．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -16 集中治療Update ！2024年注目の論文8選山本　太平 , 林　淑朗 107巻2号 , 2025年2月 , pp.250-256

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Key Points

・侵襲やコストが低い介入であれば，実臨床への採用閾値を低く設定する．

・治療効果の程度よりも患者の安全性に重点を置いて論文を吟味する．

・医学的妥当性に加えて，周囲のサポートやリソースが十分であるかも考慮して実臨床への採用を決める．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -17 アナタの救急診療をちょこっとブラッシュアップ！かんたん隠し味レシピ徳竹　雅之 107巻2号 , 2025年2月 , pp.257-261

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Key Points

・ROSCの判断に頸動脈触診をルーチンに行うことから卒業しよう．これからは大腿動脈に超音波を当てて爆速パルスチェックの時代！

・難治性VF/pulseless VTの電気ショックにはDSED！２台の除細動器がなければ，パッド装着位置を前-後側に変更するだけでもOK．

・肥満や呼吸不全への挿管では，pre-oxygenationの手段としてNPPVを用いよう．小児頸椎損傷の予測にPECARN予測ルールを使おう．見逃しが最小限にもかかわらずCTの使用はこれまでの半分！

・腎疝痛管理には安い！早い！うまい！の３拍子揃った滅菌水皮内注射を試してみよう．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -18 多疾患併存に関する注目論文ピックアップ青木　拓也 107巻2号 , 2025年2月 , pp.262-268

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Key Points

・多疾患併存には一定のパターンが存在し，これまでの研究で最も再現性が高いのは精神疾患パターンと心血管疾患パターンである．

・心不全分類に関わらず，多疾患併存と全死亡，心血管および非心血管死亡，入院には一貫した強い関連が認められる．

・HFrEFやHFmrEF患者と比較し，HFpEF患者では併存疾患による負担が大きい．

・多疾患併存患者が直面する治療負担を評価することは，診療の質向上のために不可欠であり，治療負担尺度の活用が期待される．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -19 診療を変えるEvidenceとは何か？金子　惇 107巻2号 , 2025年2月 , pp.269-274

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Key Points

・「患者が予約に来ない」という現象をみたら，過去の医療機関でのネガティブな経験が関与していないかを考える．

・「医療アクセスにバリアがある人」というのは具体的にどういう患者像なのか？どこにその困難さがあるのか？を意識する．

・健康の社会的決定因子についてスクリーニングを行い介入することは再入院の抑制につながる．

4 スペシャリストが推す必見論文！その見解と考察 -20 食品の効果（機能性）以外の役割大野　智 107巻2号 , 2025年2月 , pp.275-280

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Key Points

・保健機能食品には効果（機能性）以外に「行動変容の動機付け」「食生活に関する普及啓発」の役割がある．

・ノンアルコール飲料を提供することでアルコール摂取量が減少することがランダム化比較試験（RCT）によって初めて実証された．

・しかし，その置き換わり効果（行動変容）は問題飲酒の程度が大きい場合や女性の場合，限定的である．

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扉 107巻2号 , 2025年2月 , pp.i-i

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執筆者一覧 107巻2号 , 2025年2月 , pp.ii-ii

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序 107巻2号 , 2025年2月 , pp.iii-iii

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Contents 107巻2号 , 2025年2月 , pp.iv-v

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奥付 107巻2号 , 2025年2月 , pp.281-281

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基本情報

治療
107巻2号
(2025年2月発行)

電子版ISSN：印刷版ISSN：0022-5207 南山堂

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