特集 Evidence Update 2025
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4 スペシャリストが推す必見論文!その見解と考察
-15 「現実的な」早期緩和ケアは,「診断時から全員に関わる」早期緩和ケアと比較して,非劣性である
釆野 優
1
,
森田 達也
2
1京都大学医学部附属病院 緩和医療科
2聖隷三方原病院 緩和支持療法科
pp.243-249
発行日 2025年1月5日
Published Date 2025/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/th.2025020018
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Key Points
・患者のニードのある時に緩和ケアを提供するだけでも,患者のアウトカム向上に寄与する.
・患者のニードをスクリーニングやインフォーマルな(気軽な)ネットワークなどで,見落とさないような仕組みづくりが大切である.
・複合的介入(complex intervention)の臨床試験は,より「現実的な」介入の開発が求められる(非現実的な強度の介入で効果を実証しても,世の中は変わらない).
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