連載 えびさんぽ第43回
不眠に対する認知行動療法は効果がありますか?
青島 周一
1
1医療法人社団徳仁会 中野病院 薬局
pp.960-962,1058-1059
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2025080023
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睡眠障害は身近な健康問題の一つであり,成人人口の3〜5割で寝つきの悪さや中途覚醒を経験することが知られている1).認知行動療法(CBT)は,不眠に対する効果的な治療法である一方,CBTのスキルを有する医療者の不足や,患者の睡眠導入薬に対するニーズの高さが,CBTの効果的な実施を妨げている1).不眠に対するCBTの効果を検討した研究は膨大であるが,今回は直近5年の間に報告された主要なランダム化比較試験(RCT)を紹介したい.

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