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第5土曜特集 臓器連関が解き明かす疾患の深層
臓器連関と神経疾患
パーキンソン病における腸脳連関
Organ crosstalk in Parkinson’s disease
――Insights into the gut-brain axis
岡田 畔奈
1
,
服部 信孝
1,2,3
Hanna OKADA
1
,
Nobutaka HATTORI
1,2,3
1順天堂大学医学部神経学講座
2同大学ニューロングリアクロストークセンター
3理化学研究所脳神経科学研究センター神経変性疾患連携研究チーム
キーワード:
パーキンソン病(PD)
,
臓器連関
,
免疫
,
自律神経
,
LRRK2
Keyword:
パーキンソン病(PD)
,
臓器連関
,
免疫
,
自律神経
,
LRRK2
pp.748-752
発行日 2026年8月29日
Published Date 2026/8/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298090748
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- 参考文献 Reference
パーキンソン病(PD)は,寡動を主症状とし,筋強剛または安静時振戦の少なくとも一方を伴う神経変性疾患である.病理学的には,黒質ドパミン神経の変性を中核とし,典型例では残存神経細胞にα-シヌクレイン(αSyn)を主成分とするレビー小体が認められる.近年,便秘,嗅覚障害,レム睡眠行動異常症,起立性低血圧などの非運動症状が,運動症状に先行して出現することが明らかとなった.こうした臨床像は病理学的にも支持されており,αSyn病理は中枢神経系にとどまらず,末梢自律神経,消化管,皮膚などにも存在する.このことから,PDは全身病として理解されつつある.本稿では,PDを腸-免疫-脳連関の観点から捉え,その病態を考えるうえで重要な分子であるLRRK2に着目して概説する.

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