Japanese
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第5土曜特集 臓器連関が解き明かす疾患の深層
臓器連関と神経疾患
脊髄損傷と臓器連関
Inter-organ disruption in spinal cord injury
上野 将紀
1
Masaki UENO
1
1新潟大学脳研究所システム脳修復学
キーワード:
脊髄損傷
,
臓器連関
,
自律神経
,
免疫
,
神経修復
Keyword:
脊髄損傷
,
臓器連関
,
自律神経
,
免疫
,
神経修復
pp.738-741
発行日 2026年8月29日
Published Date 2026/8/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298090738
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生体の恒常性は,多様な臓器の連関で成り立つが,その制御を担う中核のひとつが自律神経系である.脊髄は自律神経において,末梢器官の情報を脳へ伝え,脳から末梢へ指令を送る上下行路と,その入出力を制御する回路をもって機能を担う.脊髄の損傷はこれら神経路を遮断し,各器官の機能に障害をもたらす.また,この障害は臓器間の連関も破綻させ,他の器官へ異常を引き起こしていく.本稿では,脊髄損傷で起こる自律神経の病態について,その神経学的な基盤,臓器連関による病態の連鎖,そして神経再建を標的にした治療研究の現状について概説する.病態とその神経メカニズムの理解により,生体システムを根本から回復する治療標的の創出が期待される.

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