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English
第1土曜特集 パーキンソン病を解剖する――過去,現在,そして未来へ
総論
パーキンソン病の歴史
History of Parkinson’s disease
廣瀬 源二郎
1
Genjiro HIROSE
1
1浅ノ川総合病院脳神経センター
キーワード:
パーキンソン病(PD)
,
ドパミン欠乏症
,
中脳黒質変性
,
レビー小体
Keyword:
パーキンソン病(PD)
,
ドパミン欠乏症
,
中脳黒質変性
,
レビー小体
pp.814-820
発行日 2021年9月4日
Published Date 2021/9/4
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27810814
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James Parkinsonがロンドン下町の診療所および近くの街角で観察した6人の患者を今まで知られていない疾患と考え,同僚の医師達に知ってもらいたく1817年に出版した小冊子が,今日われわれが取り扱うパーキンソン病(PD)の原型である.現在,神経変性疾患では最もよく診られる疾患であり,高齢化社会の到来とともにさらにその有病率も増加しているものの,いまだにその確かな成因も不明であり,治療も慢性期には難渋する病としてきわだっている.かかる疾患の過去を十分に認識することで,本疾患の現在および未来の実りある医療を確立したいものである.
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