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第5土曜特集 臓器連関が解き明かす疾患の深層
臓器連関と心疾患
免疫系・神経系による臓器連関機序
Neuro-immune control of cardiovascular physiology and pathology
真鍋 一郎
1
Ichiro MANABE
1
1千葉大学大学院医学研究院疾患システム医学
キーワード:
心不全
,
神経免疫
,
自然免疫記憶
Keyword:
心不全
,
神経免疫
,
自然免疫記憶
pp.699-704
発行日 2026年8月29日
Published Date 2026/8/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298090699
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循環器系の恒常性維持と病態形成において,神経系と免疫系は心臓局所,神経節,中枢,骨髄・脾臓などの多階層で双方向的に相互作用する.この両者の相互作用は,心筋梗塞後の修復を制御する一方,不整脈基質の形成にも寄与する.炎症に対して抑制的に働く反射性の神経免疫回路も同定されており,迷走神経刺激(VNS)の臨床応用が試みられている.神経系と免疫系の相互作用は自然免疫記憶の刻印にも働き,心不全をはじめとする多様な病態基盤を形成する.1細胞解析や空間解析,神経制御の技術進歩により両システム間の連携機構の理解が進み,さらに新たな治療標的の同定につながることが期待される.

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