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連載 現代に生きるノーベル賞を受賞した神経科学的発見・1【新連載】
坂口志文—制御性T細胞発見者のあゆみ
山村 隆
1
1国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部
キーワード:
制御性T細胞
,
Treg
,
Foxp3
,
神経免疫
Keyword:
制御性T細胞
,
Treg
,
Foxp3
,
神経免疫
pp.1037-1040
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.188160960780091037
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2025年 生理学・医学賞 末梢性免疫寛容に関する発見
はじめに
坂口志文博士の経歴や制御性T細胞(regulatory T cells;Treg)に関連する偉大な業績は,既にさまざまな媒体で紹介されているが,およそ四半世紀にわたって坂口先生と接点のあった研究者として小文を寄稿する。神経系の自己免疫の研究者として,先生の講演は毎年どこかで拝聴する機会があり,大阪大学の研究室を訪問したことや,2015年のガードナー賞受賞式典に招待されたこと,シンポジウム企画や研究費申請でご一緒したことなど多くの思い出がある。常に仰ぎ見る存在でありながら,お人柄と包容力によって親しみを感じさせていただける先生である。学者としては謙虚かつ篤実で,決して威圧的な振舞いをされることはないが,ご自身の信念については揺るがない。その静かな強さが先生の大きな魅力である。

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