Japanese
English
特集 災害メンタルヘルス
災害支援者のメンタルヘルスケア
Mental health care of disaster workers
矢田部 裕介
1
Yusuke YATABE
1
1熊本こころのケアセンター
キーワード:
災害支援者
,
行政職員
,
惨事ストレス
,
セルフケア
,
ラインケア
Keyword:
災害支援者
,
行政職員
,
惨事ストレス
,
セルフケア
,
ラインケア
pp.154-158
発行日 2021年7月10日
Published Date 2021/7/10
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27802154
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近年,被災者のみならず災害支援者のメンタルヘルスが注目されている.主として災害急性期に活動する職業的救援者(消防職員や自衛官など)や災害派遣医療チーム(DMAT)隊員などは惨事ストレスに曝されるリスクが高く,心的外傷後ストレス障害(PTSD)に罹患することもある.また,行政職員をはじめとする被災地支援者は自身も被災しながら中長期にわたって被災者支援を続けなければならない.深刻なオーバーワークから燃え尽き,休職や離職に至ることもまれではない.こうした災害支援者のメンタルヘルスケアは平常時における職場のメンタルヘルスの基本に則して実施される.すなわち,メンタルヘルスに関する教育,セルフケア,リーダーや管理職などによるラインケア,職場・組織によるフォローアップ,外部専門機関との連携が必要となる.常日頃から職場や組織のメンタルヘルス体制を整備しておくことこそが,災害時に支援者の心身を守るために最も大切である.

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