Japanese
English
連載 症例をどうみるか
異所性ACTH産生を伴った鼻腔腫瘍の二例
松澤 慧
1
,
竹下 直宏
1
,
長岡 真人
1
Kei Matsuzawa
1
,
Naohiro Takeshita
1
,
Masato Nagaoka
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
異所性ACTH産生腫瘍
,
鼻腔腫瘍
Keyword:
異所性ACTH産生腫瘍
,
鼻腔腫瘍
pp.459-462
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002090
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はじめに
異所性ACTH産生腫瘍は,ACTH依存性Cushing症候群の原因の一つとして知られる。大部分は肺小細胞癌や胸腺腫瘍,膵・消化管の神経内分泌腫瘍に由来するが,鼻副鼻腔領域から発生する例は極めて稀である1,2,4)。これまでの文献報告では,鼻副鼻腔に発生した異所性ACTH産生腫瘍は十数例にとどまり,主な腫瘍の種類は嗅神経芽細胞腫や傍神経節腫,神経内分泌腫瘍であった1〜6)。今回,異所性ACTH産生を伴った鼻腔腫瘍を二例経験したため,文献的考察を加え報告する。

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